AKBANの特徴

まず、精神的な価値ありき。専門性はその後についてくるものである。「真の人間でなければ、真の武道家にはなれない。」

1に訓練、2に訓練、そしてさらに訓練。われわれはどうしたら強い、さまざまな戦闘場面をコントロールできる武道家になれるかを教えている。そこにたどり着く道は、毎週毎週、毎年毎年、10年さらにもう10年と訓練をつんでいくことのみである。「訓練は選択肢の中のひとつとしてあるのではなく、それのみがある。」

点検、そして調査。われわれは、さまざまな戦闘場面における技術の有効性、使用方法をつねに点検、調査している。

専門性と、意思疎通。ベテラン武道家の共同体のみが的確な形で批評をすることができ、武道に関する知識の連携が戦闘に関する様々な分野を包括することができる。AKABANのベテラン武道家は皆、武道忍術の伝統的な方式にのっとり訓練をし、さらにそのほか様々な武道の師範のもとで学びを続けている。その際に得た知識をわれわれは共有している。忍術以外の武道の師範を呼び、多岐にわたる事柄や戦闘に関する新しい考え方を彼らからも学んでいる。われわれは何かを学ぶことができるなら誰からでも学ぶ用意があるし、さらに新しいものについても学ぶ準備がある。なぜなら武道忍術の伝統はいくつかの技術だけではなく、9つの異なった流派を集めた実際的な考え方という観点を持った武道家に基盤を置いているからである。

安全。もし、崖っぷちに立たされたような訓練を続けるならば、短時間で成果が上がるかもしれないが、実際の戦闘の前に、正しくない自分自身の動きか道場の仲間によって体は負傷してしまうということを、われわれはかなり昔から理解していた。われわれは長年にわたる訓練を続けることを可能にするため、できる限りの安全性の確保に努めている。武道忍術では、非常に厳しいフル・コンタクトのスパーリングと乱捕りを行っている。倒れたり、打たれたりして負傷する危険は十分にある。そのためわれわれは、自分自身の体を厳しい訓練に鍛えるよう徐々に準備し、乱捕には不必要な攻撃性を避けようとする。体を鍛えることと適切な成長は、われわれの安全を守るために欠かせないことである。